Interview

会社役員 インタビュー

東京メニックスをさらに知って頂きたい!という想いから、営業・製造部門でそれぞれ代表役員に話しを聞いてみました。二人とも想いが強く長文になってしまいましたが、今の東京メニックスや製品へのこだわり、今後の展望など色々と楽しい座談会になりました。是非お楽しみください!

東京メニックスを一言で表すと、どんな会社ですか?

営業担当 東京メニックスを一言で言うなら「こだわりが強い会社」です。今風に言うなら「癖がすごい」ですね(笑)。創業者の想いとして「模倣ではなく独創的な製品づくり」「お客様のご要望には最優先・迅速に対応」という理念があり、”こだわりが強さ”が反映しているのかなという気がしますね。

また、企業として「良い製品・売れる製品」を作るのは当たり前ですが、少数の方のニーズでも「本当に必要としている製品」であれば製品化しよう、という姿勢は特徴的だと思います。普通の会社なら、最初に「この製品を作ったら何個売れるのか、いくら利益が上がるのか」という話になるかと思います。

しかし、当社では数字の話は一旦横に置いて「医療現場が本当に求めているもの」を中心にものづくりをしています。「利益ありき」ではなく「お客様ありき」という姿勢は創業以来変わっていない部分かなと思いますね。大事な価値観として、愚直に、堅実に、「独創的な製品づくり」と「お客様のニーズを第一に」という姿勢にこだわり続けている会社だなと思いますね。

製造担当 お客様の要望を理解するために、時には設計・開発スタッフも現場に赴いて話を伺ったたり、実際の現場を見て確認するようにしています。現場に行く・見る・実行する。その大胆さは会社の強みだと思っています。

会社の転換期はどんな時期でしたか?

製造担当 縁あって秋田県横手市に北日本工場を立ち上げた時から大きく変わったと思います。それまでは、外注に頼る部分が多かったのですが、北日本工場で内製化することにより製造・開発の小回りが利くようになりました。結果として製品バリエーションが増え、効果的に製造の最適化ができるようになりました。ただ、もちろん失敗もいろいろとありましたが、一つ一つトライアンドエラーを繰り返し、精度や質を上げていきました。

営業担当 私は北日本工場が出来てから入社したのですが、当時は「ペットの宿泊ユニット」を販売していまして、温泉施設などの宿泊施設を回って、ゼロからお客様との接点作りを行っていました。それこそ47都道府県全部回りましたね。やはり直接お客様のニーズをお伺いすることの重要性を改めて感じました。

旧北日本工場

営業面・製造開発面でそれぞれ大事にしていることは?

製造担当 製造開発スタッフにも営業スタッフにも共通していることは、「責任と信頼」です。会社として数字はもちろん大事ですが、数字は後で付いてくるものと考えています。

営業担当 売り上げやノルマなどがチラチラすると、結局、製品を必要としていないお客さまにまで売るようになってしまうんですよね。本当に必要としているお客様であれば良いのですが、売り上げ欲しさに必要としていないお客様にまで、無理矢理売ってくる営業スタイルになってしまう。それって、東京メニックスとしてのあるべき姿ではないし、やっぱり最終的にはお客さんに満足してもらうっていうのがゴールだと思うので営業スタッフには「売らない勇気を持て」という風に言うことがあります。そういった勇気を持たないと、この会社で作ってる製品に対しての想いやこだわり、ポリシーとかがどんどんズレていっちゃうんですよね。

製造担当 そういった意味でも、やはり「お客様をがっかりさせない」ということが非常に大事ですよね。がっかりさせないためにどうすればいいか考え、判断するようにしています。正直なところ今までがっかりさせてしまったこともあります。その経験をバネに、さらに創意工夫して「期待以上」を目指して様々な課題に取り組んでいます。

お客様から評価をいただくポイントはどこですか?

営業担当 よくお褒めの言葉をいただくのは、対応力と対応のスピードですね。どちらかだけではダメだと思っています。対応のスピードに関しては、他社の場合は1週間程度かかってしまうようなケースでも、当社の場合、翌日か遅くとも2、3日中には必ず行って対応するようにしています。そこはよく褒めていただけるところだと思いますね。医療器具は直接命に関わることもあるからこそ、対応スピードはできるだけ迅速にしたいと思ってます。

製造担当 製品の話でいうと「25年使っているんだけど、なかなか壊れなくて新しいのが買えないんだよ。」って言われたことがあります。あとは展示会でイタリアの方に「仕上げが素晴らしい!信じられない。」と言われたことがあります。

フランスで使用されているMENIOS

営業担当 そこはありますよね。海外の方が当社の製品を見ると細かい部分まで丁寧に作り込んだモノづくりで驚かれることがありますね。やっぱり海外の先生たちからの評価も高いですよね。

製造担当 「孫の代まで使える。」と言われることもあります。(笑)

営業担当 営業的には困るんですけど、ありがたいお言葉ですね(笑)細かいモノづくりの話だと、こだわりが伝わり切れてないな、と感じることもあります。やはりホームページやカタログだけ見ても細かい部分まではなかなか伝えづらい。またお客様が欲しい情報の肝の部分は、実際に見ていただいて伝わるものだったりするんですよね。なのでショールームや展示会で是非現物を見ていただきたいなという気持ちが強いですね。

10年後の東京メニックスのイメージを教えてください

営業担当 そうですね、まずは2025年を1つのマイルストーンと捉えています。2025年までに、新しいエリアも含めてお客様との接点を増やしていくこと。そして、ここ5年ぐらいが色々変化するべき時期になってくるなと感じています。その後は、会社の歴史の中で積み上げてきたものに、さらに厚みが出るようにしていきたいなと思います。例えば、グローバル展開や属人化になっている部分を標準化していく体制を作ることなど、色々なことにチャレンジしていきたいですね。

製造担当 ようやく社内制度を本格的に作り始めたところです。昨今の世界情勢を考えると10年後会社がどうなっているかはわかりません。しかしながら、今進めている様々な取り組みが社内に浸透すれば、会社の多様性と積極性が大きく膨らみ、世の中の変化がどうであれ、何とかやっていける組織になると考えています。余談になりますが、私は自作した小さな池でメダカを飼っていて毎日観察しています。少しずつ草花と虫たちが池に集まってきて、ひとつの調和した生態系が自然と出来上がりました。小さいながらもその多様性とエネルギーには圧倒され驚かされます。そんな小さいながらもエネルギーに満ちた会社が自然なかたちで存在していることを目指していきたいと思っています。

Advantage

メニックスの強み

東京メニックスは責任を持って製品をご提供するため、開発から製造、販売、サポートまでを一貫して自社で行っています。また、お客様からの様々なご要望にも迅速かつ柔軟に対応しています。

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