東京メニックスなんでもランキング(動物用ICU編)

動物病院にとって、動物用ICUが”あるかないか”で大きな違いがあります。今回は、多くの動物病院様にご使用されているICU-MENIOS(動物用ICU)の重要性と、人気のオプションをランキング形式にしてご紹介します。

動物用ICUとは

ICUとは「集中治療室」のことで、Intensive Care Unitの略です。機能不全に陥った場合に、24時間体制で管理し、より効果的な治療を施すことを目的とする設備です。人間医療と同じで動物医療も一刻一秒を争います。場合によっては設備が整っておらずに、命を落としてしまうケースもあります。一方で、ICUに入れたことで救われた命もあります。このように、重篤な状態の動物を救うためにはICUは必要不可欠であると考えています。
一般的に“動物用ICU”とは、酸素濃度設定、温度(空調)設定ができる医療機器のことを言います。

動物用ICUの必要性

動物はヒトとは違い、酸素マスクなどをあてて酸素補充をすることができません。マスクをあてると、どうしても嫌がって安定しないからです。そのため、酸素を高濃度に維持した個室を用意することが必要です。部屋を用意することで動物はマスクをあてるストレスを感じることなく、高濃度の酸素を吸引することができます。

酸素が適切な濃度であれば、あらゆる病気改善の手助けとなります。特に循環器疾患や呼吸器疾患の治療に動物用ICUは欠かせません。現在はレンタルの動物用酸素ルーム(家庭用)があるぐらい、高濃度酸素のニーズは高まっています。 酸欠になりそうな呼吸困難状態を脱出するためには時間がかかります。その時間をできるだけ短縮させるためにも、高濃度酸素は必要です。瀕死の状態の動物を救うためにはICUは必要不可欠です。

ご注意:3部屋(A・B・C)の酸素濃度を高くするには、酸素濃縮器では能力不足の場合あります。その場合は酸素ボンベのご使用をお勧めします。
フランスのMENIOS

動物用ICU「ICU-MENIOS」はここが違う

各ルームで温度設定ができる

動物用ICU「ICU-MENIOS(メニオス)」はコンプレッサーが3台搭載しているため、各ルームの温度設定が可能です。疾病・犬・猫・年齢による違いなど、 その個体に適した温度管理は重要です。MENIOSのルーム内の空調は、動物に直接空調の風が当たらないように、壁面に沿うように循環します。さらに、LEDライト付きでルーム内を優しく照らします。

独自の着脱支柱で大型犬の収容が可能

MENIOS独自の着脱支柱は、軽量のため誰でもワンタッチで取り外すことができます。着脱支柱を外すと中の仕切り板を抜くことでき、BルームとCルームが一つのBCルームになります。BCルームは大型犬の収容が可能となります。メニオスは、小型犬~大型犬まで対応可能です。

大型タッチパネル画面

大きくて見やすいタッチパネルで酸素濃度・温度・湿度を表示しています。画面上で、酸素濃度、温度、除湿レベル、換気の設定ができます。

東京メニックスの動物用ICU“MENIOS”の人気オプション

1位 マルチハンガー 
2位 ICUスノコ
3位 フルサイズノーマルドア

1位 マルチハンガー

マルチハンガーは発売当初から人気のオプションです。輸液ポンプ・シリンジポンプなどをかけたり、ネットワークカメラを取り付けて動物の監視をしている病院もあります。ICU周辺は様々な機器が乱雑に置かれるケースが多いので、整理したい方にはお勧めです。

2位 ICUスノコ

ICUスノコは入院ケージと同様に、スノコの下にタオルやペットシーツを敷いてご使用される方が多いです。排泄物等でペットの体が汚れにくくなります。

3位 フルサイズノーマルドア

フルサイズノーマルドアは、扉全体を格子状の扉に替えることができ、ICUを通常の入院ケージとして利用できます。オプションで「小窓用ノーマルドア」もありますが、小窓だけでは通気性が心配という方に選ばれています。

動物用ICUの注意点

東京メニックスの動物用ICUは、高度管理医療機器ではありますが、動物の生命を管理する医療機器ではありません。あくまで管理するのは人です。定期的にチェックする人がいなければ、動物の容体が急に悪化してそのまま命を落としてしまうことがあります。動物用ICUは”動物にとって最適な環境”を整える機器であって、生命を管理する医療機器ではありませんのでご注意ください。

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