北海道
札幌市円山動物園
札幌市円山動物園 飼育展示・診療担当課
札幌市
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ご利用者の声。
実際に使用されている先生に、メニックスの製品についてインタビューさせていただきました。
円山動物園について
1951年(昭和26年)のこどもの日に北海道では初めての動物園として開園。当時はエゾヒグマのつがい、エゾシカ、ロゴのオオワシ(バーサン享年推定52歳2002年)の 3種4点の展示数から、現在は約170種900点もの動物を飼育。
動物園の役割について教えてください
円山動物園は市の動物園という事で、市民の皆さんの憩いの場にもなっています。近年では動物園の役割として挙げられる、種の保存、調査・研究、教育にも力を入れていて、動物だけではなく自然についての普及啓発活動や小学校、中学校の子供たちに獣医の仕事内容を伝えたりする活動もしています。
また、一般の方に動物病院ガイドというのを行っています。院内を見学してもらい、実際に使用しているエコーやレントゲンの機械、ICUなどを見てもらったりもしています。
どの様な動物が多いですか?
ICUに入るサイズなので、限られていますが、モルモットなどは多いです。ニワトリを入れた事もあります。家禽なので一般的にはICUで治療する事はないと思いますけど、最後まで面倒をみるのが動物園の責任なので、ニワトリでも苦しければ、ちゃんと酸素を入れてあげて、ちょっとでも楽にしてあげることが重要です。
他には、ミーアキャットで心臓が悪くなった子をICUに入れていた事もありますが、それこそ群れの中にいる動物なので、最後は苦しくても群れの中にいるのが良いのか?それともICUに入れて少しでも楽にしてあげた方が良いのか?話し合いを行いました。その子に関しては、結果としてICUに入れて、ちょっと動きが良くなったりもしたので、良かったのかなと思ってます。
また、今まではICUが1部屋しかなく、同時に重症の動物が来た時に対応できなかったのが、今回のメニオスコンパクトは、2部屋あるので、2匹の動物を同時に入れられて本当に助かっています。
最後に…
近年、「動物福祉」という事が注目されいますが、例えば人が良いと思って作った獣舎が動物にとっては過ごしやすくなかったり、良いと思った検査や治療が動物に負担をかけることもあります。
「これをやった方が治るからやりましょう」という1点だけではなく、本当に動物にとって必要な治療や環境の提供ができる場をしっかりと考え模索していくのが動物園の獣医療だと思っています。
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