動物病院開業・改築時のプチトラブル

東京メニックスでは、動物医療器具のパイオニアとして数々の動物病院の開業、改築に携わってきました。動物病院の設備について、なにを準備したら良いのか、どんな医療機器や準備が必要なのかをアドバイスできたらと考えています。医療機器、備品を予算の中で思ったように揃えることは至難の業と思われます。弊社では、開業・改築のプチトラブルや機器の選択についてご紹介します。これから開業、改築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

動物病院を開業するにあたって、必要な医療機器・設備・備品

必要な医療機器、設備をリストアップしてから、製品ごとに各メーカーのスペック・デザイン・価格・納期・修理対応などを比較して機器を選びます。比較するのが大変だと思う方は、販売店に相談するのもいいでしょう。但し、病院施設には多種多様な機器がありますので、あまり多くのメーカーがあると、不具合や故障の際に、どのメーカーなのかを調べるのに時間がかかります。よって、可能な限り同じメーカーで揃えることをお勧めします。メーカーを揃えることで、院内の内装(インテリア)にも統一感が出てきます。

弊社で揃えられる医療機器・設備・備品

  • 診察台
  • 入院ケージ(ステンレスケージ)
  • 処置用シンク(ベテリナリーシンク)
  • 手術台
  • 動物用ICU
  • アニマルネッカー
  • 補助機器(ストレッチャー、器具台、万能テーブル)
  • ドクターズコラボ

動物医療機器のプチトラブル

診察台

1.電動診察台を設置の際に、コンセントが近くになくコードの取り回しに苦慮する場合があります。また、足元のコードが、診察の際に邪魔になることがあります。

解決方法

診察台を置く場所とコンセントの位置は、なるべく近くにする。もしくは、埋め込み式のコンセントにする

2.診察室の大きさと目的に合わせた診察台を選ぶことが重要です。思ったより大きかったなど、後で後悔される方もいます。さらに犬用と猫用の診察室を分けている病院も増えています。猫用には標準サイズの診察台は大きいので、猫用サイズの診察台を選ぶことをお勧めします。

入院ケージ(ステンレスケージ)

入院ケージ設置の際に、ケージ設置場所の壁にコンセントがあり、ケージを設置すると隠れてしまい、せっかくのコンセントが使用できなくなることがあります。さらに、部屋の照明スイッチが隠れてしまうという事例もあります。

また、ケージの上に開き戸などの収納を準備されている場合、高さをギリギリに作ってしまいますと、ケージが入らいないトラブルがあります。最悪の場合、作り直すケースもございますので、設計段階から相談いただけると幸いです。

解決方法

入院ケージを検討する際は、ケージの幅を気にすることは多くあると思いますが奥行の寸法が考慮されていないケースがあります。設計段階から奥行を考慮した配置に注意してください。

処置用シンク(ベテリナリーシンク)

シンクを設置する場所に、給水栓、給湯栓、排水管が必要です。稀に給水栓と給湯栓に止水栓(水を止める)を付け忘れるケースがございます。混合栓の故障などで水漏れが発生した際に、大元の水道を止める事になり修理が終わるまで大変不自由します。必ず止水栓を付けるようにしてください。

動物用ICU

ICU設置の際に、設置場所が狭い場合にICU本体は設置できるが、扉が十分に開かないことがあります。また、扉のフレームが壁にぶつかってしまうなどがあります。

解決方法

ICU設置の際は、装置の大きさも重要ですが、扉の開閉が十分できるか確認をしてください。余裕をもった設置環境を準備してください。

動物病院開業のお困りごと、お悩みごと、これってどうしたらいいの?

東京メニックスにはショールームあります。実際に製品を見て、動作なども確認することができます。「アニマルネッカーのプレゼント」を準備していますので、是非ご来社をお待ちしております。

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